「見送るひと 」
お飾り とんどに ひとあつまりて
正月 燃ゆる声
ただ黒服はひとりの世なりけり
とんだ世に
僧もなく 経もなく 装束もなく
ただ祝い 弔いたきなり
浄土はるか よるすべもなく
うまれ しに うまれしに
うまれしに うまれ しに
心死ぬれば
富んだ世に なるべくもなく
「令和八年 丙午」
明けましておめでとうございます。
12月の冬至に易を立てて、今年の一年を占いますと、以下のような流れが見えます。
まず自然災害については年明けより一年をかけて地震は頻発し、春先には水の問題も見えます。
すでに山陰地方で大きな地震も起きましたが、致命的な大地震は年間を通して無いと思われます。
政治については年明けから反目する相が出ていましたが、2月末には調和の様子が見えます。
日本経済は寒い間は株価の方向性が上下して見えにくいものの、次第に全体を通して経済上昇すると思われます。
世界の情勢については去年よりも増して問題は広がり、収拾がつかず、解決の一手が見通せぬまま一年を過ごしそうです。アジアに目を向ければ取り返しのつかない大有事は起きないと観ますが、お盆過ぎから10月の間にかけて台湾周辺の諸国を巻きこむ問題が発生するかもしれません。日本経済も注意が必要です。
それぞれ気になる事柄も違うでしょうが、特に水にまつわること、自然・自然環境・文化の問題には常に心を砕き、目を向け、心を澄まし、森羅万象に耳を傾け、お過ごしいただきたいものです。
さて、お正月はどのように過ごされたでしょうか。
注連縄(しめなわ)、鏡餅(かがみもち)、凧揚げ、お年玉、初詣、寺社参り。
お雑煮、おせち料理。書き初め、七草がゆ、鏡開き。
今年をどのように生きるか、過ごすのか。ともに大切な一年といたしましょうね。
そしてお正月が過ぎれば、
「とんど・どんど焼き・左義長(三毬杖/さぎちょう)・塞の神(さいのかみ)・道祖神祭(どうそしんさい)・鬼火たき」、全国で呼び名は違いますが、地域ごとに特徴のある やぐらを組んで、お正月のお飾りや一年を共にした縁起物・御札などを焚き上げます。これは歳神さまを煙りに乗せて送る意味、家内安全・無病息災・五穀豊穣などを祈る火祭りとして各土地に定着する習俗・文化となっています。
近所の人と集まり、火を囲む。みんなで同じ火を見つめることは、とても大切な時間になっている。そう思います。お餅を焼いたり、お酒を飲んだり、火には気をつけなければなりませんが、世の中は良いも悪いも、安全も危険もあります。生まれることも死ぬことも。一枚の紙にも裏と表があるように、物事はつねに裏表・首尾あるものです。生きることは何事も一片で成り立ちません。
あざやかに飾られた とんど焼きの火祭りに沢山の人が集まり、お世話になった御札やお飾りが煙りとなっていく。みな一年の幸せを祈ります。
「今年もみんな元気でいて欲しい。」 そのようにテレビの中継を観ながら、一方で誰にも看取られない、一輪の花も供えられない、世間のひとりの死をもの悲しく思います。
厄除け祈祷、初詣。現世利益を願い、験担ぎをすることも大事です。
ですが楽しむだけ、都合の良いことだけでは片手落ち。
本当の意味で未来が良くなるようには思えません。
お世話になったお守りや正月飾りは盛大にお焚き上げをするのだから、
長い人生を共にした人間様も多くの人で囲み、あの世へのお見送りをしたいものです。
私たちは、いただいた命を燃やしています。
ゴミでもない。心を静め、見えない声を聴いて、
喜びと悲しみを共に抱き、みんながよくなれるよう、生まれ来た命を全ういたしましょう。
令和八年一月二十一日
25日(日)「赤磐市 普門院 柴燈護摩」10時~
2月
1日「水子供養/地蔵護摩」10時~
1~3日「星供・大般若祈祷」朝5時~
3日「節分祭・護摩・豆まき」20時~
※家族の星供、申込はお早めに!
18日(水)「甲子大黒天 一時千座法」23時~
21日(土)「大師御縁日 護摩」10時、20時
22日(日)「府中市 十輪院 柴燈護摩」13時~
毎週日曜 朝6時「勤行・お茶」( 第二日曜日は福山霊苑)