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名言集1 ~お寺にいると沢山の言葉に出合います

①「こうなったら、頼れるのは お金と仏さまだけ。」  四国遍路する50歳頃の独身女性
 …この言葉を聴いた時、笑いが起きましたが、
それ以上に、美しい信仰との出会い、
お陰、潔さ、人生を楽しむ流儀を教えられたように思います。

 

②「幾つになっても寂しい あの人の代わりはいない 」  70歳代の男性
 …大切な人を亡くすことは痛みに近い。体の傷はいつの間にか癒えるが喪失は傷とは違う。存在がいなくなるから、治りようがない。ただし、死者はあの世で生きている。あの世にいる大切な人の存在に気づくためにも水、ごはん、線香を供えましょう。
 そして、あなたの代わりもいない。

 

③「自分たちの考えだけで生きる不幸というのがある」  60歳代の男性
 …大概、問題は自己完結している時に起きるものです。私たちは広い世界に生きています。文化習慣、信仰も違う。これからは地球の外で生きることもあり得ます。生命は宇宙、法界の真理のなかに生きているのですから。

 

④「一人にならなければ、人は自分を育てることができない。」  50歳代の女性
 …自己を見つめ切る。これは一人の世界に生きて、一人の時間を過ごさなければ遣り切れない。
先程と反対のことを言っていると思うかもしれませんが、広い真理の世界に仏として座る(菩薩の修行者となる)とはこういうことです。ブッダも「犀の角のように、ただ独り歩め」と語られました。これは交わりから愛情・愛着は生まれる。その流れのなかに生きて、苦しみが生じる。しがらみと執着から一時的に離れなさい。修行者の覚り(さとり)に資する孤行を今貫きなさい、という教えです。

 

⑤「すがる思いで信仰した。続けることで本当の良さが分かってくる。悪いことっていうのは大抵嫌気がさしてくるものですから。これは本物だと思っています。」  80歳代の女性
 …20代、自分の信仰できる場所を探して弘元寺を教えてもらった。ここのお大師さまは自分の道を教えてくださる方、と。 私も、また昔からこの女性より、沢山の生きた知恵をいただいています。

 

⑥「慈しみと愛情の目をもつこと。 相手の心に寄り添って言葉をつかうこと。」  40歳代の女性
 …目は口ほどにものを言う。言葉に出していなくても、自分の心は相手に見透かされています。年齢を重ねると人生の歩みが人相に出ます。美しいと言われる立振舞だけ覚えても、それに見合う精神が伴わなければハリボテです。 また相手の喜びに共感する心の豊かさを持つこと。相手の苦しみに寄り添える真理の智慧(世の道理)を得ること。自心に慈しみを育てましょう。

⑦「叱らないことが虐待だと思う。」  40歳代の男性
 …困難、自分に都合の悪いことにも向き合える、痛い言葉へ素直に耳を傾けられる、そんな大人に育って欲しいものです。身勝手な怒りとは違い、叱るは体力も精神力も使います。不動明王さまは自分のためではない、あなたの為に怒ってくださる。ただ甘やかすことと無関心、それが虐待です。

 

⑧「相手の志を折ろうとする輩に屈服しないこと。」  80歳代の男性
 …昔も今も同じ、どうも相手を排除して、自分の立場を守ろうとする者がいます。だけれど、こういった輩と同じように、あなたも相手を疎ましく思ってはいけない。そんな暇があるならば、自己研鑚の時間に費やすべきです。心も時間も奪われてはなりません。 あなたの志しを応援します。

 


⑨「相手のリズムに合わせないと対話はできない。動物とも虫とも。
このリズムを合わすことが”共に生きる”という意味である。」  70歳代の男性

 …まず自分の呼吸を知ることです。そして自分の息を広げ、自然界に包み込ませることです。
自然も思考する。 如来は遍満する。

令和七年十月二十一日

現在~25日(土) 「1週間の前修行中」朝5時~
22日(水) 「大黒天」18時~ ※時間がいつもと違います
26日(日) 「柴燈護摩・火渡修行」入佛記念法要
  お陰をいただきに、どうぞお参りください!
27日(月) 「弁才天 護摩」20時

11月
2日(日) 「水子供養/地蔵護摩」10時
3日(祝) 由加神社「柴燈護摩」13時
21日(金) 「ご縁日の護摩」10時~ 20時~
22日(土) 「三宝荒神供」20時頃

毎週日曜 朝6時「勤行・お茶」。
 第二は福山霊苑 6:30~「無縁仏の供養」 

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