修行・体験

滝修行

月に一度、お寺から一時間ほどの場所まで 車で向かい、早朝より滝修行をおこなっています。

自然は偉大です。
山のなか、自然のなかでの修行は己を謙虚にし、感謝に溢れさせます。

 自然は偉大です。自然と共生してきた私たち。
祈りのある人間は 心、精神とは何かを知っています。
祈りのある地域の人々は 過度な環境破壊に陥らないと言います。
他者に奉仕できる人は 怒りに支配されません。
 滝修行の意義は 様々ありますが、握りしめた執着心・煩悩を 洗い流し、清めてください。

 生きている実感、これは つねに眼 耳 鼻 舌 身の5つの感覚器官からもたらされ、
そこに感情、意識がトコトコとついてきます。
しかし、その奥にある潜在意識のことを私たちは知りません。
もっとも、人類の知り得ている物質が 宇宙においては5%未満だと言われるように、
宇宙、海(深海)、生物、生態、脳、人体、進化、こころ…、
この世は未だに未解明なもので溢れています。

科学理論の基本である数学を始め、自然現象の法則性を明かす物理学、
物質の構造と性質を研究する化学、生命の活動や生態の本質を探究する生物・植物学、
病の診断と治療をする医学など、
多くの学問が一定の現象を 数値化して物の本質を理解していく中、
仏教だけは否定を重ねることによって真実を明かそうとします(遮情門/遮詮門)。

これは仏教が空間と過去・現在・未来という三世の時間の超越に悟りの境地を求めるところ、また人間の言葉の限界、暑い寒い、表裏、善悪といった 二元論によって成り立つ言葉である限り対象の一面しか捉えることができていない性質、諸行無常の根本原理に立っているからでしょう。

そもそも心も感情も固定されない。いや、できません。
一つの物質の動きを固定化することもできません。
すべては常に変化するから「諸行無常」です。

 肉体細胞、DNA、意識に溜まった感情や記憶、魂、過去世も含め、一人の人間、私の本質を探究しようとするならば、一般化された情報や、大衆の情報を数値化した代替のものでは比較検討ができても、自分の内側にある真理・真実を見いだすことはできません。

とっても大切に思っている相手であっても心のそのまま、全てを知ることはできません。自分の心や感情も同じようにできません。常に観察者は揺れ動いています。世界も時間が流れています。空間も変化が起きています。

そこで仏道修行者らは「金剛(Vajra)」という概念、境地を見いだしました。そもそも自分の煩悩・迷いの根源に打ち勝つことでしか、自分の実なる本性(仏性・覚性・阿字本来不生不滅不可得)を体得できません。

仏教は平和的なイメージがありますが、修行は生々しい煩悩との戦いであるのが現実です。つまり打ち勝つ為の「金剛杵」という武器であり、無常を超えた不変の真理、智慧の現れを掴もうとすることです。 修行では自分の心のありよう、言葉、身体を金剛そのものに展開していきます。

 

 滝修行も、仏道修行として行うならば、この金剛の心に近づくものでなければなりません。

金剛とは相反する状態、自分の煩悩、弱さ、揺れ動く心、深層意識や過去世に積んだ業(ごう/カルマ/karma)、これらを修行して、洗い出し、向き合い、認め、受用し、手放し、水で洗い流し、打ち砕き…と段階的に行うこと。そうすれば滝修行はより意味深きものとなるでしょう。

 もっとも滝修行の意義ですが、例えば私たちが日常生活の中で、不自然な姿勢を取っていると、体を痛め、心も病気になっていく」ように、

①まずは自然に触れ、自然から学び取る>不自然な状態や生活から脱却、解放。

5つの感覚器官(五官:眼、耳、鼻、舌、身)を刺激し、豊かな五感(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)を取り戻す。

しっかり声を出して浅い呼吸から深い呼吸へ

自然界との調和、自己との調和

 こういった所から始められることと思います。

 また山のなか、自然のなかで行う修行は、己を謙虚にし、いつしか自分が忘れていた感謝に溢れさせてくれます。

 どうぞ、謙虚な気持ちを取り戻しましょう。

 神佛自然に触れ、向き合う修行を行いましょう。

 自分の内側にも尊さ を見いだせるようになりましょう。

《年間の定例》
5月~11月 第1日曜日の早朝より

【定例滝修行の集合場所】
5:00 弘元寺出発
5:30 中間地点の集合場所
6:00 現地集合場所
・ここより車を乗り合わせて5分程。
・滝修行の終了時刻は、駐車場へ戻るのが 7:00~7:30頃。

初めて参加される方は
【保険申し込みのため】
「名前(ふりがな)、生年月日、住所、電話番号」をお教えください。

【必要な物・服装】
①タオル
②サンダル(脱げにくいもの。つま先の隠れるものが安全です)
③着替え
④水行着 「男性はフンドシ」※お寺から支給します
「女性は長い白衣(滝修行衣)」※白衣は貸し出しができます。白衣は透けないものになっていますので直接羽織れば大丈夫です。また中に水着を着用しても良いです。
⑤女性は着替えをする小さなテントを用意してありますが、ラップタオルがあると便利です。

【お供え料について】
お一人 5000円~ (定例の滝修行)
保険、祈祷、指導料。山・滝の神さまへのお供え。
男性:フンドシ購入費。
女性:白衣の貸し出し、洗濯料。

慣れるまでは保険をかけて、お滝修行をしていただいています。
2回目以降は3000円より意に任せお供えください。
滝修行に慣れ、貸し出し、見守り、お加持も必要なくなれば、
その後はお気持ちを任意でお供えください。

【女性の修行衣、購入について】
3回以上連続して参加される方は「滝修行衣」の購入を検討ください。
女性の滝修行衣 (布地 /ポリエステル 裏地付きの白衣) 6000円
男性のフンドシ (2枚目から) 800円

【その他の注意事項】
月事(生理中)は滝修行ができません。
山の中では香水など厳禁です(ハチ対策)。修行場でのタバコも禁止です。
山を歩くことが難しい、また持病のある方は安全のため、参加できません。
雨天の場合も危険なので中止となります。
自然の中でのことなので、稀に滝から石が落ちてくることもあります。
その他、クマ、ヘビ、ハチなど気をつけていますが、怪我や事故など自己責任となりますので、ご注意ください。

 自然は人間の力が及ぶものではありません。
 細心の注意を払って一緒に滝修行を行いますが、修行は自己責任で参加ください。

【特別申し込み】
※第一日曜日の定例日外、また冬期に滝修行を望まれる方、
 社員研修、友人同士などグループによるの場合は
 電話やメールでお問い合わせください。

  (お供え料 お一人 10,000円~、3名より受け付けいたします)
 【所要時間】①滝修行のみの場合、現地約1時間強となります。

 その他、
②1時間の「山修行」と「滝修行」のコース(計約3時間 お一人 20,000円~)
③お寺で「受戒(仏教の基礎を授かって)」、「山修行」「滝修行」の半日修行
④上記と「座禅瞑想」の指導、「加持祈祷」を加えた1日修行体験
⑤1泊2日の修行体験 などあります。

お問い合わせはメール、また☎ 090-1500-3921 へ お電話ください。

 

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