先日、あるお医者さんと話をしていて、
「前世とか生まれ変わりってどう思ってます?」と尋ねられ、
「そうですねぇ。あると思いますよ。間違い無く。
そう思います。仏教で教えられたからではなくて、
実際にそうとしか思えないことが沢山起こるので。
ある。そうとしか言いようがないなっと思っています。」と答えました。
「はぁ、やっぱりそうなんですね。
私はそうなんだって言われてもやっぱりまだ信じきれないというか、
確信を持つというまでにはなれないんですよね。
アメリカ人の教授にも、権威ある論文でも証明されているんですから、
逆に何故信じられないんですか?と言われました。」と。
それを聞いて、英文の論文はなかなか読めないので要約されたものだけ目を通したのですが、子供の前世の記憶を辿るなどして整合性を取っている内容の論文などが複数ありました。
5歳ぐらいまでの子供は特に不思議ですね。
結構色んなことを覚えていたり、あそこに神さまがいるよ、とか平気で言ったりします。
お空から、お父さん、お母さんをずっと見ていたよとか、面白いものです。
人はどうして出会うのでしょうね。
わたし、色んな方のお話しを聴かせてもらってきて、
一つ共通しているなと思うことは、
人というのは、人によって変わる。
人の出会いによって気付き、そして成長していく。
ということ。
お釈迦さまの仏教は本来、
自分の存在に対して正しく向き合い、
真実、物事の道理に納得していく教えです。
ただ最近の私はこのようにも思います。
人は、神さま、仏さまとの出会いの中で大切なことに気付いていける。
そして先祖あっての私たちです。ご先祖さまを大切にしましょう。
既にある方。きちんと家系図を調えていますか?
地域の神さまを敬いましょう。
家に神棚があるといいものです。
月に一度はお寺に足を運びましょう。
姿や声がこちらから聞こえなくとも、
神様、仏様、お大師様は
必ず私たちの声を聞いて下さっています。
心を静め、身心清まった時、
必ず霊験は現れるものですし、
自心の本性を知ることができます。
そうしている間にあなたの「心」は自然と人間らしく(仏らしく)なっているはずでしょう。
日切大師弘元寺 平成廿九年七月廿一日